Childhood dream

8/28
前へ
/38ページ
次へ
「割り切れた……って?」 その割には、随分と悲しい目をしている。 「大丈夫」と言わんばかりに笑顔を作った由美。 彼女は俺の問いには答えず、朱鷺さんに向かってこう話題を切り出した。 「例のもの、見せて頂いてもいいですか?」 由美に矛先を向けられた朱鷺さん。 彼は会話を中断された俺の顔をちらりと見た後、ごそごそと自分のバッグを弄りだした。 「簡易包装でいいとの事だったので、箱に入れてお持ちしましたよ。」
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加