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「彼女はこのまま・・・どうなるんですか?」
「・・・彼女次第だ。
だが、このまま日本にいれば厄介なことになる。
ロシア兵は間違いなくあの子の家系の情報を欲しいがために、あの子を殺すだろう。
彼女の家族はみんな航空技術者だ。
無論、あの子自身も国連が重宝する人材だ。
おまけに頭脳が通常の人間より秀でている。
・・・こうなれば彼女を死なす訳にはいかない。
あの子の保護者は兄姉になるがな・・・」
「まさか、あの子を国連で保護するわけじゃ・・・」
「そのまさかだよ・・・。
あの子の家族には迷惑をかけるが、あの子の姉なら解りがいいだろう」
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