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・・・今日ばかりは母の代わりに姉が渚を起こしにきた。
「渚・・・起きてるの?」
「ほっといて・・・
学校、休む・・・」
「そんな弱気じゃ、お母さんが天国で泣いちゃうよ・・・?」
「・・・行けばいいんでしょ」
「早く着替えなさい・・・。
渚、貴方はあの戦闘機の燃料が漏れてることに気づいて、野次を助けただけでも、とても立派よ。
死傷者が出ていないのは奇跡よ・・・
貴方は奇跡を起こした。
綾ちゃんだって渚のこと心配して、ポストに手紙を入れてくれてたわ。
自分を信じなさい。
じゃ、私 先に行くから。」
「いってらっしゃい・・・」
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