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俺の名前は橘政宗(たちばなまさむね)親が伊達正宗が好きとかよくわからない理由でつけられた。高校三年生の帰宅部。至って普通の学生だ。
今、俺達は教室に入ってきたスーツを来た男に何故か銃を向けられている。
ただの日常。普通の1日だったはずだ。俺等に落ち度は無い。
訳が分からない。ただ学校へ来て3Bの教室で朝のホームルームが始まるまで友達と話してただけなのに、何故自分たちは銃を向けられなければならないのか……
現在朝の8時25分。男は8時30分になったら説明すると言って何も喋らない。
今は夏だ。この蒸し暑い中このままじっとしてるのは辛いものがある。
それでもクラスの奴らは誰も喋らない。というのも隣のクラスから銃声と悲鳴が聞こえたからだ。
男は騒いだらわかるだろ?とでも言わんばかりに銃を構えている。
とりあえずは時間まで待つしかない。確かに非日常に憧れてはいた。退屈な日常は飽きていたがこんな急展開は全く望んでいない。
隣の席の俺の友達、西城圭也(さいじょうけいや)も俺と似たようなことを考えているだろうが暑さでイライラして全く考えがまとまらない。
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