し………りぁ……す………?

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「要はいい子ね~」 「要はいい子だから何でも買ってやろう!!」 「ほんとっ!?お父様っ、お母様っありがとうございます!!////」 要の家は、大富豪だった………… しかし、要の父の会社が突然…… 「お~いお前~っ////」ヒック 「どうしたんですかっ!?そんなに酔っ払って………」 「うるせぇ~!!そんなことより、要はどこだぁ~?////」ヒック 「要ならとっくに寝てますよ?」 「起こせ~////」ヒック 「そんなことっ!!」 「ふぁ…お父様?お帰りなさい~」 「おぉ~要~////今日も可愛いな~こっちにおいで~////」ヒック 「要、早く寝なさい。」 「お母様……でも…」 「要、大事な話だからおいで~//」 「はぁ…要、来ていいわよ」ニコッ 「!!はいっ」 要はお気に入りのウサギのぬいぐるみ、ぴょんすけと一緒についていった……… 「酔いは覚めましたか?」 「あぁ…悪いな……」 「大事な話って?」 「実は……会社が倒産したんだ…」 「……は?」 「会社が……何者かに潰された…」 「そんな………」 「………?」 「それでな……一億五千万ほどの借金ができたんだ………………」 「今すぐ払いましょう!!」 「そんな金はもう無い……」 「なぜ!?貯めていたはずでしょ!?」 「…会社の建て直しに使った…。」 「そんな………じゃあ借金は……」 「相手から1つ条件が出たんだ。」 「それは何ですか!?」 「………………要と引き換えだ。」 「どういうことですかっ!?」 「以前会社のパーティーで知り合った方が、その時見た要の事を、大層気に入ったらしくてな………要と引き換えに一億五千万を……全額、利子無しで負担して下さるようだ。」 「そんなっ…………」 「こんな話はもう2度と来ない。だが……要はっ………………!!」 「仕方ありません………要を……」 「お前、正気か!?」 「一家心中よりはマシです。」 「そうか………仕方ない。」 「……?お父様?お母様?」 「要、要に少しの間、お泊まりに行って欲しいの。」 「お泊まり!?やったぁ!!」 「明後日行くぞ」 「要、明後日だから準備しておきなさい。」 「はぁいっ!!」
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