第一章

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「いや、あんたはなにも悪くないよ。苦手なだけだから。じゃ」 そう言ってまた蕾に視線を戻した。 次の日。 学校に登校してきて、靴箱を見ると、大量の紙。 最初はなんのいじめかと思った。 それから今日まで、紙が絶えたことはない。 どうやら俺は、あの一件で、目立ってしまった。 目立つのは、嫌いだ。 人と話すのも、嫌いだ。
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