第一章

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「ごめんごめん」 特に悪びれた風もなくそう言えば、ハナはふくれっ面をした。 そして、クラスメイトに呼ばれたらしく、「んじゃ、また明日な」と俺に言って、放課後なのにまだ騒がしいクラスメイトの輪の中に消えて行った。 机の上には、ハナが置いてった果たし状。 これが今日最後と決めてため息をついてから、果たし状を掴み、破り捨てた。 「……めんどくせ」 確か、体育館裏だったな。
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