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「嘘ついてるつもりなの?面白いね神木君って」
「……どうも」
「わたし、姫路 百合って言うの。入学式で君を見つけて、気になったから話しかけちゃった☆」
わ、☆が飛んだ。
めんどくせ。
周りの男たちが何かに撃ち抜かれたような顔してるけど、よくわからない。
姫路と名乗ったこの女の子は、人から注目を集めるのが得意なのか、いつの間にかほかの女の子たちも俺たちを見ていた。
……まじか、めんどくせえな。
俺は内心そう思いながら、でも無視するもの悪いとも思って、適当に返事をする。
なぜか俺よりも彼女の返事を待っている野次馬。
姫路はにっこり笑った。
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