第15章 贖罪

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皆からの信頼が厚い――そんな言葉。 それからすぐ 聞いて呆れる事態が訪れた。 「聖ルカだって?」 「恥ずかしげもなくよくも堂々と聖人の名前を語るね」 早乙女の死が しっかりと噛み合っていた歯車を狂わせた。 「あんた、早乙女さんと寝てたんだろ?」 まさにこの学園において彼は 僕の歯車を動かす片側の車輪だったと言える。
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