続・開かずの間

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 帰りの飛行機の中。 亜里は隣の座席にたまたま座った日本人の男と、仲良くなった。  ブランケットの下。 亜里はそっと、男の硬化したものに指を搦める。 素知らぬ顔で、男をはち切れそうなまでに仕立て上げてやった。  たまりかねた男の指が、亜里の脚の付け根の奥深くへ潜り込んでくる。 一定のままで、どこにも突き抜けない振動が、やけにもどかしい。  飛行機を降りる時。 亜里は男から連絡先を渡された。 そういえば、男の名前すら知らないまだったことを思い出す。  ――お詫びの代わりに。 一度だけ、抱いてあげたの。 今度は大声を上げさせてあげたから、満足したでしょ。
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