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タカネが言えば、ケンカ売ってるとしか思えないよね、とMIKUが言う。
しかし、相変わらず元気の戻っていないマリアが黙っているのを見て、口を噤んだ。
「ずっとマリアも俺達もやっかまれ続けて…でも、俺もいろいろ書類とか見せてもらったけど、もう俺達にふさわしいほど、ギルティーには底力なんかない。」
シヴァの笑みが怖かった。
だが、なぜかそれを見て、マリアの今後の覚悟は固まった気がした。
はっきりと言ったのはCUEだった。
「江波さんから打診がきてる。ギルティー捨ててこっちに来ないか、って。」
それは由真のことも考えてなのか…マリアはどきっとした。しかし、
「それはできない。」
即座に答えていた。
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