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「ZENNさんとの絡みだけで、言ってるわけじゃない。俺は、ZENNさんのやり方が、ギルティー流が、日本に相応しいロックの形だって、ここにきてやっとわかったからなんだ。過激に、華麗に、そうでなきゃ、まだまだ日本人にはロックは浸透しないんだ。」
意外にも四人はおとなしく聞いてくれていた。
「それが打ち上げ花火にしか過ぎなくても、ギルティーのノレンにガタがきてても、俺はギルティーで打ち上げ花火を上げ続けたい。内情はどうでも、ファンはギルティーの名前にも思い出や夢を見てるんだから。」
「お前はそれでいいの、マリア? 」
マリアはタカネに微笑んで、うなずいた。
「ZENNさんには最初からわかってたんだね。マリアが、一番わかってくれること。」
いつしかシヴァも意見を引っ込めていた。するとCUEが、
「そういやマリア、お前言ったよな。絶対にギルティーでトップになってみせるって。」
「あれは…」
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