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偏見はもちろんない。
陵介だって一緒に居たいと思うから、来るのを拒まないわけだし。
それでも…と思ってしまう。
玲音と。
俺はいつまで一緒にいられるだろう。
そう、
考えてしまうときがあるから。
幼馴染みの彼には、出来れば同じ思いはしてほしくない…とも。
「でも何もないよ?…一緒に飯食って、隣に布団敷いて、同じ空間で寝るだけ」
「だったらそれでいいじゃないか」
気がついたら、言葉が溢れていた。
相沢は一瞬呆気にとられたような表情を見せたが、それはすぐに苦笑いに変わった。
「あんたがそれ言っちゃう?」
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