寄生ゴキブリ

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【寄生ゴキブリ】  寄生ゴキブリとは、ゴキブリ目ゴキブリ科に属する昆虫の一種。  外見は、日本で最もよく見られるクロゴキブリに酷似。  成虫は体長30~40mm。  上から押し潰したような平たい形状。  体色はやや赤味がかった黒褐色。  翅は油に覆われ光沢がある。  雌雄の区別はなく、どの個体とも交尾可能。  一度交尾すれば何回でも産卵できる。  1回の産卵で22~26個の卵を産む。  人体に寄生する習性を持つ。  主に就寝中のヒトの口から這入り込み、喉の奥を食い破って脳内に侵入する。  宿主の脳内で産卵し、卵は3時間ほどで孵化する。  孵化した幼虫は、宿主の顔の皮膚下へ這い進み、そこで宿主の血を吸って成長する。  3~4時間かけて2回の脱皮を経て10mmほどの大きさになると、宿主の顔面の皮を食い破って外へ這い出す。  寄生された人間には、痛覚麻痺・知能低下・食欲増進等の症状が現れる。  症状が進むと近くの人間を襲って食べるため、その姿から「ゾンビ」と呼ばれる。
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