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愛護くんが汚いものを見る目で僕を一瞥した。
彼が何か言いかける前に転入生が僕たちを音楽室へうながした。
「見つからないうちに隠れよう」
僕たちは転入生の指示で音楽室の内側から鍵を閉め、防音用の暗幕を閉め切った。
「ゾンビは音に寄ってくるみたいだから」
さらに転入生の指示で机と椅子で出入り口にバリケードを築いた。
「塞いだのはいいけどよ、これからどうすんだ?
オレらも出られねぇぞ」
愛護くんの言う通りだ。
「だれか携帯電話とか持ってない?」
転入生はみんなを見た。
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