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「でも、今はきっとケガのことでいっぱいいっぱいだと思うし……」
「ふーん。まっ、頑張りなさい。私も光輝くんなら大賛成だし、今度龍二さんにご挨拶に行って来るわ」
「挨拶? 何の?」
「うちの娘をよろしくお願いしますって」
「いや、絶対やめて! 本当に余計なことはしないでよ!」
慌てふためく咲を見た母親は、苦笑しながら口を開いた。
「何勘違いしてるの、龍二さんと同じ道に進むんでしょ? だったら大先輩なんだから、きちんとご挨拶くらいするわよ」
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