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「よっしゃ、なんか元気出てきたでぇ！ あっ、そう言えばお前はいつ退院するんやったっけ？」
「一応、四日後の予定です。柔道で鍛えていたお陰で、筋力が低下してもそんなに影響が無かったみたいで……。もう、杖無しでも短い距離なら歩けるようになりましたよ」
「そうか。まあ、お互い無理せず頑張ろうな」
「はい」
相変わらず話に脈絡がなく不思議な存在である河野だが、掛けてくれた優しい言葉に光輝は満面の笑みで答えて見せた。
そして、ずば抜けた明るさを持つ彼をほんの少しだけ羨ましく思うのだった。
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