哀れな蝶々

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実は一週間前、実の父親から 最低最悪の話しを、持ち込まれた 「美優、お前…恋愛をした事があるか?」 『……はっ?』 『…なななっ、何、急に!?パパ!』 『あ、ある訳、ないじゃーない!』 突然の父の発言に、私は固まりながら すぐに、顔を真っ赤にして 声を荒あげた 私をじっーと見つめ、ニコニコと微笑むパパ 「そうか、それなら良かった」 『え?良かった…?』 普通 父親の答えは、一般的にこの答えの筈だが この人は……違っていた 「いや、会社の取引先の方から」 「是非、お嬢さんと見合いをさせてくれと」 「言われてな、」 ・・・・・・・ 『. . . お嬢さん?』 「そう、お嬢さん…お前だ。」 ニッコリと笑う父、理解不能な娘… ガタッ! 『ち…ちょっと、ま、待ってよー!』 私は、椅子から 思いきり立ち上がった 『 私は、まだ高校生よー!?』 『大学だって、行っていないのにー!?』 『 何で、お見合いなのよぉぉ!?』 このたった 一言から、この物語は始まったのだ
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