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「 何…やってんだよ、先輩?」
明らかに右の眉が、ピクリと高く動き
上から、私を睨み付けていた
口には、コーヒー牛乳パックの
ストローを、銜えて飲んでいた
" Σ ひぃぇぇぇー!? "
いっ…1年の赤城くん!!
そう、私がぶつかった相手は……
アノ後輩の赤城祐夜くんだった
『…ご、ごめんなさい!』
私は、赤城君に慌てて謝り謝罪した
ちょっと……怖い赤城君
いや、彼の場合は ちょっと、どころの
怖い問題じゃない
非常に、彼は要注意人物なのだ
『ワザとじゃないのよ!』
『ちょっと、考えごとしていたら』
『ぶつかってしまって…』
ボソ…
「恋愛…」
『えっ?えぇぇー!?』
『なななっ、何で!?』
『赤城君、知ってんのよぉー!』
「……何でって、今・アンタが」
「俺にぶつかった時、言っていただろ?」
彼がニヤニヤして、私をからかい始めた
・・・・・・・・・・・・・・・
「ふ~ん、先輩でも 恋愛の対象になるのか?」
『な…失礼な!?』
「まぁ..よっぽど暇な奴か、変わった奴だな」
「…俺には、関係ねぇけど」
そう言って、興味無さそうに
赤城君は背を向けて、
その場を、立ち去ろうとした時だった
私は、彼の言葉に カチンと頭にきて
彼に対して 爆弾発言をしようと していた
もーこの際、誰でも構わないわ!
年下だろぉが、猫だろぉが
私には、時間が ないのよ!?
『待って!?』
「…んだよ」
かったるく、嫌そうに言う彼
でも私は、負けないでひるまず言った
『そこまで 言うのなら ゲームをしましょう』
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