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まぁとりあえず、やってしまった。
転入早々に先輩を殴り倒すとか・・・
だって、髪触られたら反射的に手出るんだから仕方ないだろ!
てか、初対面でいきなり抱き着いて髪さわるか?
普通触らんだろ!?普通抱きしめたりしないだろ!?
「相変わらず、いいコブシだねぇ凌ちゃん」
俺を「凌ちゃん」なんてふざけた名前で呼ぶのは一人しかいない。
「お前・・・いたのか、燐」
俺がうっとうし気に視線を送り呆れたように名前を呼べばニコニコと楽しそうに笑うソイツはさも傷ついたかのように額に手を当てる。
「一応先輩なんだけどなぁ、兄弟子さん」
「知るか、てか今更敬語使ってほしいのか?」
俺の問いかけに燐は(´・д・`)ヤダと真顔で言う。
ならいいだろと俺がため息つくと、まぁねと笑い手を差し伸べてくる。
「ホント相変わらずだよね、とりあえずようこそ《黒芒楼》へ」
「俺、帰っていい?」
「だ~め(*´ω`*)」
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