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クッキーが焼けトリュフが固まる頃には燐と神代先輩によって段ボールは全て片付いていた。
燐は普段こういう雑務系は嫌うが、指示とかさせれば適切で、お菓子を報酬にすれば余程でない限りやってくれるから助かる。
まぁ長い付き合いで俺が片付けられないの知ってるからだろうけど。
「凌ちゃん片付け終わったよぉ」
「めっちゃクッキーのいい匂いすんなぁ」
「ありがとうございます、クッキー出来たてですよ、ついでにトリュフも作ったんで良ければどうぞ」
やったぁと喜ぶ二つの声を背に俺はキッチンを片付けていく。
部屋は片付けられないけれどキッチンだけはキレイにしてないと気がすまないんだよなぁ。
「なにこのトリュフめっちゃウマいやん!」
「う~ん!相変わらず凌ちゃんのクッキー美味しい!」
喜んで貰えてなによりだ。
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