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ところで…
「どうしてイサゴお兄ちゃんがりん達のお家にいるの?」
「そ、それは鈴ちゃんの下着をクンカクンカしに…いや、鈴ちゃんの成長具合を確かめに来たんだ!」
「ふーん。それで、お宝は見つかったのか?」
「ああ、この通りかわいらしいウサちゃんが…ブフッ!?」
「なんでりんのパンツなんて隠し持っているのよこの変態っ!」
ハッ!
思わず本気の正拳突きを…まあいっか、どうせイサゴお兄ちゃんだし。
「なるほど、そんなことをするためにわざわざピッキングして不法侵入した訳か。これは焼却炉行きだな」
「オレは燃えるゴミじゃない!!それに、大家の権限を行使すればピッキングなどという見苦しい真似をせずとも…」
「合鍵かよ…いっぺん“プライバシー”って言葉を辞書で調べとけ」
そう、非常に悲しいことに、こんなのが“すきま風が寒荘”の大家なんだ。しかも…
「何を言うか!オレはお前らの保護者なんだから、鈴ちゃんの成長具合を確かめるのはオレの義務だろう!?」
…もっと悲しいことに、こんなのがりん達の保護者だったりするんだ。
「まったく、イサゴ兄もいい加減にしろよ。鈴も嫌がってるだろ?」
「それはそうだけどよぉ・・・でもしょうがねえだろ?自他共に認めるロリコンであるオレの目の前に、千年に一度現れるかどうかってレベルの合法ロリ美幼女がいるんだぞ!?馬に人参、河童にキュウリ、猿にバナナ、ロリコンに鈴ちゃんって訳でさぁ!!」
…プツン。
イサゴお兄ちゃんの魂の叫びに、りんの中で何かが切れる音がした。
「ふーん、りんのこと、そんな風に思っていたんだ…。“ロリ”で“幼女”か…りんは16歳なのに…」
「あ、あれ?鈴ちゃんはなんでナイフを取り出しているのかな?蓮もさりげなく距離を取ってるような気が…」
「りんはとっても優しいから、これからどんな目に遭うか選ばせてあげる。生ゴミになって肥料にされるか、お肉になって知らないおじさんに食べられるか、カカシになってカラスに突っつかれるか…どれがいい?」
「そうだ、“お肉”で思い出したんだけど、今夜オレの家の庭でバーベキューやるんだ!一緒に来るかい?」
「バーベキュー!?やったー!それじゃあお肉持っていかないとねっ♪」
「ちょっと鈴ちゃん?なんでナイフ持ったままオレの方に近付いているのかな?ねえ、ちょっと…うわぁぁぁぁー…!?」
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