第1章

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「寒い。幸彦さん、まだ来ないの?雪が降ってきた。寒い。」 幸彦は物陰から見ていた。 そして、怖くなって逃げた。 道路に飛び出して、車が来た。 サイレンの音。 青子は積もる雪に埋もれながら、サイレンの音を聴いていた。 おわり。
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