第1章

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「時を待つのじゃ、それまでは敵将に見つからぬように道を確保していこう」 ____敵将に見つからずに裏門へ到着せよ!____ 「いきなり難易度高くないですかー!?…とりあえずやるか!」 「雑魚には対峙し、伝令兵は逃さずに討ち取るのだ!」 技はまだまだ未熟であり、与えるダメージ量も少ない。 「……おらっ!…爽快感もあるけど重労働だなー…」 「そなたの実力は確かであろう、氏康公もそう仰っていると耳にした」 「俺って一体何者なんだろうか…」 ____伝令兵、発見!____ 「!?あれは北条の軍!…すぐに知らせなくては!…」 「あああー!ちょっと待てー!…逃がすかあー!」 「通さぬのであれば…強行突破するのみ!」 「うわっ!…くうー……自分へのダメージはこんな感じにくるのか……」 体力のゲージは思っているほど大きくはなく、今後の戦いを考えるとまさに油断大敵である。 「これで……どうよっ!…よっ!せいやっ!…」 「…これでは体力が持たん……南へ撤退する!」 ____伝令兵、中央砦の拠点兵長、撤退!____ それでも分からず主人公は追いかけようとする。 「○○様!これでよろしいのです、上杉への伝令は阻止に成功したでありますし、とても良い位置に隠れることができましたぞ!」 するとそのタイミングで北条氏康からの伝令が参り、ひそひそと耳打ちをした。 「……うむ、よし……皆の者、よいか……これより上杉の陣へ突入する」 「よし!これだぜこれー!待ってました!」 「我と○○様へ帯同する者共は、鎧兜を脱ぐのじゃ!急げ」 「えっ!?……大道寺さん、これじゃみんなへのダメージがでかすぎない?」 「氏康公の指示だ、そしてなにか考えがあるはずだ……私としては……一気に戦場を混乱させるためのものであろう」 ____子の刻、敵襲に成功!____ 「なっなんだ!?……何が起きているのだ!!」 「報告!夜襲です!……北条の軍が攻め込んできました!」 「…さあさあ!いっぱい討ち取るぞー!!」 ____上杉朝定、難波田憲重を撃破せよ!____ 「我ら扇谷はあるべくしてあるのだ!…田舎の小童どもなどに明け渡してたまるかー!!」 「足利は時間の問題である!我が君主が時代の繁栄を証明しようぞ!大道寺、参る!」 「……あっ!難波田さん見つけたー!!…覚悟っ!!」 「…なんぞ!知らぬ者は返り討ちにしてやる!邪魔をするでないっ!!」 そして剣と槍が対峙する、敵将はやはり手強い。 「慣れが肝心、自分をコントロールできるようになってきた!…一気にいくぞ!」 「くそっ!…バカな…この者、何者だ……」 ___敵将、討ち取ったぞーー!___ _____難波田憲重、討死!___
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