第1章

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辺りを見回すが、誰もいない 『その様子だと聞こえているみたいね』 声は俺の近くから聞こえてくる 『下よ!下 まったく 魔神の祝福を受けているだけあって力は強いのに』 「今喋ったのは君?」 おそるおそる聞いてみる 『わたし以外に誰がいるのよ』 呆れたという風な言葉が返ってくると、俺は固まった そりゃあそうだろう、猫が喋るとは普通誰も思わないのだから 『しょうがない、これならいいでしょ!」
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