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俺が少しドアに近づくと
「………いい？」
幸の声が途切れ途切れに聞こえた。
「うん。………いいよ。」
奏の声も聞こえてきた。
「本当に？…………付き合える？」
はぁ？付き合える？って告白は、この前してたじゃ…
「うん。大丈夫。」
もしかして、幸が不安に成る程奏が何か酷いことを？…そんなことあるわけ…
「奏、今までありがとな。」
「ううん。此方こそ。」
今までありがと？どういうことだ？もしかして奏が本当に酷いことを……
「これからもよろしく。」
「うん。」
そんなやつと…
「よろし…」
よろしくさせていいわけ無いだろう！
「幸!!」
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