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「意味わかってないでしょ。女の子にじゃないよ? 加賀見もそうだし……。よっぽどひ弱な男子じゃない限り、右京が力で勝てる人なんて限られてるんだから」
「だから! 何の話!? 男に押し倒されるなんてもっとありえない話だって! しかもなんで加賀見!?」
俺が必死に否定すると、左京は溜息をついた。
え、なんで溜息?
「加賀見は少なくとも、右京とセックスできるって言った。右京が思ってるより、右京は男にモテるんだってば」
「そんな経験ないですから!」
「……俺はあるよ。櫻野先輩以外にも、男の人に付き合おうって言われたこと」
「それは左京は性格が、」
「性格じゃないってば。セックスしたいって言われた。身体目当てだった。俺と右京は似てるんだよ? 俺がそうなんだから、右京がそうじゃないはずない」
左京は真剣で、俺がうんと言うまで放してくれなそうだ。
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