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『大丈夫』 諦めなければ夢は叶う 努力は報われる 明るい未来が待ってる いつの日からか この言葉が薄っぺらい 努力したつもりだった 夢をもっていたはずだった それは幻想だったか この場所から逃れられず ただただ立ち尽くす 朝を迎えるのが怖くなった 起きてから最初に浮かぶのは ああ、また一日生きるのか そんなこと 闇夜に紛れることで安心した 暗闇では何にも染められない 家族や友達に言われる もう少し頑張りなさい、と 言われる度に 鎖に縛られ、ナイフで裂かれる そんな感覚に囚われながら 頑張るよ、と笑う 弱さを表せず その場に留まったまま 人かもしれないし 物かもしれない それは存在しないかもしれない だが、確かに聞こえた 『もう大丈夫』 それは解放を意味した 長い呪縛から放たれ その言葉が温かく 忘れかけた感情と 涙を再び溢れさせた こんなにも短くて 生きることを肯定してくれる 儚い言葉
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