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『彼が明日も笑っていますように』
私は強い人間だと思ってた
こんなにも自分が弱いなんて
貴方に会えなくなって
初めて気付いたよ
彼と出会って
2人でいるときは
笑うことしかなかった
そして
笑うことしか出来なかった
彼の経験したこと
生き方、考え方
家族、後輩、友達
将来の夢、希望
どの話も聞いてるだけで
楽しくてしょうがなかった
勿論
聴きたくない話もある
好きな人のタイプとか
デートのこととか
1年後のこととか
好きな人へのアプローチの仕方
本当はその話を聴くのは苦しかった
そして本当にその人が羨ましかった
1年後に私がその場にいるかなんて
分からないのに
いる前提なら
私は彼に必要とされてる
なんて
少しだけ自惚れてもいいですか?
私は彼から何も望まない
彼には与えるだけでいい
そう思うほど
私は彼を好きだった
貴方に会えなくなって
もう2週間
まだ2週間
この痛みはいつまで続くのだろう
何も出来なかった後悔は
不思議とない
寧ろ、こうなることを
私は心の底から
願っていたのかもしれない
私の隠した想いが
誰かを傷付けるのならば
傷付くのは私だけでいい
だから神様
彼を幸せにしてください
彼が明日も笑っていますように
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