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どうやら門が開く音のようだ。
数分かけて巨大な門は完全に開いた。
「すみません、遅くなりました。入ってください」
開いた門をしげしげと見つめていると声がかけられた。
それに従い敷地内に入ると、管理人室のような部屋の近くに眼鏡をかけた美人系のイケメンさんがいた。
恐らく彼が門を開けるよう言ってくれたのだろう。
「初めまして。私はこの学園て生徒会副会長をやっています、小鳥遊 司(たかなし つかさ)といいます。お見知り置きを」
貼り付けたような笑みを浮かべそう言った副会長にこちらも名乗る。
わざわざ副会長さんが来てくれるなんて、王道だね。
「黒木 湊(くろき みなと)です。よろしくお願いします」
「では時間がないので、早速理事長室に向かいます。着いてきてください。施設についての質問等は理事長にお願いします」
「わかりました」
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