猫、暮らす

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  ほゎあぁぁぁゎあっあぁゎあぁ~ よく寝た…である 吾輩の朝は早い カーテンの隙間から溢れる光 時折聴こえる鳥達のおはよう 人知れず去っていく新聞配達のバイクの音 吾輩に腕枕しニャがら、静かに寝息をたてる愛し人の寝顔は今日も格別である ぬぃぃいぃ~ぃいぃぃぃ~ん 布団から出て、音を立てぬ様に手を伸ばし、足を伸ばす 愛し人を起こさぬ様に、柔らかニャ髪をサラサラと撫でてみる 愛し人は、吾輩の手のひら(肉球)の感触がたまらんといつも言ってくれる 昨晩は遅くまでお仕事をしていたからニャ まだゆっくり眠るといい… さて… ツッ テッ トッ トッ ト… カリッ カリッ カリッ チャプ チャプ チャプ ゴシゴシゴシ ペロゴシペロゴシ ガリガリガリ ツッ テッ トッ トッ ト… 朝食を食べ、顔を洗い、毛繕いをして、爪も綺麗にニャった 吾輩の1日はここから始まる
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