第2話: 友達以上

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「…もう思い残すことねぇだろ」 そだなー、強いて言えば家族かなー。 「俺に見えるならお前の家族にも見えるんじゃねぇの。会ってみたら?」 あ、いや、それが……。 「…え、見えないのか」 うん。声だしたり変顔したりテレパシー送ったり全裸になったりしたんだけど。 「……そうか(最後のは聞き逃したほうがいいよな)」 いや、ちゃんとツッコミいれろよ。 そんなことするわけないだろ。 「んだよ、……っておま、俺の考えてること分かるのかよ!?」 ん?うん。普通の声みたいに聞こえる。 「はあ!? 嘘だろ…、じゃあ、さ、あの、他になんか、俺の考えてること、分かったか……?」 んー、いや、別に、 「そ、そか! ならいいんだけ――」 俺が好きだ、ってことくらいしか、 「ああああああああああああ!!」 なんだよ。大声出すなよいきなり。 「いや、違う!! その、それはなんつうか」 照れんなって。こういうのって言われたほうもめちゃめちゃ恥ずかしいんだからな。 「あ、いや、えと、その、」 まぁ、友達としてそんなに思われてるのは、悪い気はしないんだけどなっ。 「え、………………あ、うん。そう。…友達」 無理矢理 第2話End!
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