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「あ・・・と・・・ざる・・・ぅ・・・」
あっしの鍼が生み出す快楽に、自らその名を口にしていることなど、気づかぬらしい。
まあ、そんなものは普段から見ていればわかる。
助の視線の先にいるのは、常に飛猿で、なのに側に彼が来ると、赤くなってしどろもどろになる。
なんとも初々しく可愛い。
しかも、恋とはとんでもないパワーを生み出すらしく。
あっしの鍼治療のさいに吐き出されるエネルギーは、尽きることがないくらいだ。
人間の体とは、まったくどういう作りになっているのか。
おっと、そろそろだな。
「さあ、助さん、遠慮せずにもっと気持ちよくなりなせえ。日頃の疲れがとれますぜ。」
「や・・・もう・・・も・・・う・・・これ以上・・・・・・んんんうっ!!」
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