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天井付近に気配がする。
飛猿のやつ、堪能できたか。
この青年は、おまえへの恋心ゆえにこれほどエネルギーをあっしに提供できているのだ。
そして。
「明日は格だな。」
ご隠居が傍らに従えるもう一人の青年、格。
こちらは、実はこの助に惚れているらしいのだが、真面目なうえにちょいとばかりSな性格のせいか、素直に接することができずつい意地悪をしてしまう。
その結果、助は格より飛猿の方に好意を寄せてしまったわけだ。
哀れだな、格よ。
そのため、毎夜毎夜、助への煩悩に苦しみ、内にどろどろと溜まったエネルギーの行き場所に苦悩している。
あっしは、そいつをもらう。
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