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廊下からの漏れる光のみの暗がりの中、先輩と俺との息、そして水音だけが生々しく響く。
なんでこんなことになったのか…
それは分からないけど、今ならまだ酔っていたと笑い話で済ませられる…
快楽に溺れかける理性を辛うじて働かせ、絶え絶えの息の合間で先輩を呼び掛ける。
「せん、ぱ、ぃ…」
しかし、先輩にはその思いは届かず…
更に先輩は俺を押し倒し、片手で俺の両手を頭上で掴んだかと思うと、空いたもう一方の片手で俺のTシャツを捲る。
「ちょっ!先輩何して!!?」
嫌だと身をよじるも、上乗りされた身体はびくとも動かない。
…ヤバい。俺このままじゃまじで先輩にヤられる??
さすがに笑い話に出来るレベルを越えていると、全身全霊の力で悠里先輩を押し退けようとする。
…が、手足を拘束されている俺がもともと力負けしている先輩に勝てるはずもなく、顔を近付け、更に俺の唇を貪る先輩ただただされるがままだった。
「……んっ…んんっ……」
嫌な筈なのに、俺の身体は先輩からのどんどん深くなってくる攻めに溺れるばかりで…
ヤバいって…まじで理性が…
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