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悠里先輩とは仕事では何事もない様子で付き合い、
プライベートでは先輩の気が向いた時に不純な付き合いをする…
そんな関係が半年くらい続いていた。
「あっ…先輩…っ」
「恵。悠里って呼んで」
「ゆう、り…っふぁ……!」
「恵っ……!!」
半年もこんなことして…
自分でも馬鹿だなと思う。
「恵、おいで」
男同士で情事の後にベタベタするのは…って思っていたのに、悠里先、…悠里は嫌いな方ではなかったらしい。
躊躇するものの、手を伸ばす悠里を無視出来ず、結局は悠里の胸元へと滑り込む。
「いい子、いい子」
寄ってきた俺の頭を撫でる悠里に、口には出さないが呆れる。
…いい子、いい子って子供じゃあるまいし
でも、優しく撫でるその手が意外にも心地よいと思ってしまうから…達が悪い。
最初子供ぽかったのは、そっちじゃん…
少し口を尖らしていると、悠里が目ざとくそれを見つける。
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