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「ああ、そういう事でしたか…」
自らのはやとちりに苦笑しながらレベッカ。
彼女も神ならぬ身。
たまにはこんな事だってある。
「あの形状ですから無理も御座らぬ。
それに、仙露党にこちらの動きを掴まれ難くする狙いもあります。
番所へは早馬にて我等兄弟がお伝え致しましょう」
「!
キャプテンへは知らせなくて宜しいのですか?」
「あ奴は今敵愾心の塊に他なりませぬ。
御心配なさらずとも、あ奴には最強の漢がついております。
では、拙者らはこれにて」
平八郎はそう言って真之を促し、レベッカとジョンに敬礼するとゲストハウスを出て行く。
やがてレベッカはパソコンに向き直りゆっくりと口を開いた。
「(英)さて、そろそろ我々も奥の手を出そうか。
正義は彼等にある。
アツギでもザマでもヨコスカでもミサワでもオキナワでもイワクニでもいいから、今日本に来ていて信頼出来るメンバーに片っ端から助っ人を頼むぞ軍曹。
グリーンベレーかシールズの連中を捕まえられれば尚良い」
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