episode 3

31/32
前へ
/32ページ
次へ
「そうですよ。その方がよく分かりますから。お願いします」 鈍いフリして 僕は悪びれず言ってのける。 「おまえなあ……」 呆れた声。 いつも大人びた征司坊ちゃんが 一瞬だけ年相応の困った笑顔を見せるから (なんだ今の……!) ドキン。 否が応にも僕の胸は高鳴る。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

127人が本棚に入れています
本棚に追加