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エリー(いつも通り3つ話すわね。エレナはキツくなるけどがんばってね?)
クロト(待ってたよん!今日も来てくれてありがとう!)
エレナ(キツいんだ…何も解らないけど大丈夫かな…。)
クロト(ビッチ!感謝しなよ!お前エリーチャンが付いてるんだぜ?不安になる事自体、無礼な奴なんだぜまったく!)
エレナ(そ…そっか。ありがとうエリザベス。)
エリー(普段はエリーでいいわ。
1つ目…あなた達はサンクレアへ…我が家へ帰りなさい。あまりはしゃがない事。)
クロト(ぃよっしゃ!早く帰りたい!ひゃっほーい!)
エレナ(ひゃ…ひゃっほーい。)
エリー(2つ目…帰りに強敵達と戦う事になるわ。
エレナ…あなたは既にヒューイに次ぐ実力を持ってるわ。使いこなせないだけ。使いこなせれば才能も納得する。敵に味方に、強者に習いなさい。)
エレナ(は…はぁ。)
エリー(クロト…ヒューイがわざわざプレゼントをくれたわ。今はアレックが持ってる。さらなる力を付け、強敵を討ち払いなさい。自分との戦いも忘れてはならないわ。)
クロト(全員まとめて顔面ミンチなんだぜ。)
エリー(3つ目…ライカの救出ご苦労様。あなた達の…主にアレックとロークの働きで、危機は脱したわ。でもグラディウスに今だ不穏な動き有り。良く警戒しておく様に。またゴンザレスとミレイは戦利品ね。有無を言わさず仲間に引き入れなさい。)
クロト(殺さなくていいのかい?)
エレナ(ちょっと!)
エリー(エレナは失えないから。アレック、ルカ、ロークには私が尽力に応じた祝福を与えます。あなた達も褒美を取らせなさい。
今回は大国を相手に本当にご苦労様。)
目を開けるとクロトも目を開けていた。こうやって交信してたんだ。
ともあれ、ライカサン救出…成功して本当に良かったぁ。
クロト「出発は深夜だから少し寝ときなよ?」
エレナ「うん。」
立ち上がるクロトに返事すると、クロトの表情が邪悪に歪んだ気がした。
クロトにいきなり両肩に掴まれ、傷だらけの顔が視界いっぱいに広がった。
クロト「[ビジョン]がまだだね。お休みビッチチャン。最初はキツいんだぜ?」
エレナ「ちょ…きゃあっ。」
クロトの目を見つめたら、目から映像がいくつも早回しで出て来た。脳に直接入れられる感じ。クロトとヒューイの出会いや、ケイトやルシーダの学校生活、アレックのサンクレア襲撃。色んな映像が駆け巡る中、私はいつの間にか寝てしまった。
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