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たまたまが運命で、それが記されてるけど、天の時まで読み解けない。
使い勝手が悪すぎる預言の書だけど、それでいいんだと思う。預言は人が知れば狂う物だから。
多分著者が見えないクロト達の事を知らせるために、見えてた時期に書き上げたんだ。あの人はそうゆう人だから。
問題は流星群の日から何が始まるか解らない所。
良くない事だと思うけど。
あ…時間だ…3・2・1。
僕の後ろに転移して来たのは…見なくても解る。派手なピエロの衣装に身を包むギルドランカー。
ヒューイ「急に姿を消してすいません。明日ですね。」
ピエロ「…。」
ギルドランクを上げる旅。5位から1位に上がる旅に出るんだ。
ヒューイ「手抜きは無しですよ?」
ピエロ「当然だ。」
その前に、まずはサンクレアのランカー…3位の[紡撃の道化師]との試合をする。つまりこのピエロサンとの試合。それからジェルズで2人倒して、グラディウスの1位…[偽愛の死神]アリスサンを倒しに行く。
神がそう望むなら、無理でもやり遂げる。
ピエロ「既に慣れたが…お前は無理し過ぎる。俺がもっと頼りになれば…本当に…」
「ヒューイ!やっと見つけたわ!明日応援に行くからね!」
ピエロ「スイマシェーン!」
ピエロサンの声が甲高くなった。ケイトが転移してきたから。
ヒューイ「うん。がんばるよ。」
僕は立ち上がって2人を見た。
ケイト「あ…[道化師]様も応援してますから。」
ピエロ「ドウモデース!」
サンクレアに仕える将軍にして各属性のスペシャリストである帝。
ケイトは聖属性の帝…光帝。昔は正体も隠す秘密主義だったけど、今ではランカーの様に通り名を付けて親しみを強調する。
ケイトは[銀帝]…世にも珍しい銀髪だからだ。
ルシーダは闇帝で、特殊な体質から[黒帝]と呼ばれる。
風帝は[老帝]。地帝は[女帝]。雷帝は[轟帝]。炎帝は[爆帝]。
ロンサンだけは水帝のままだっけ。1番優しく親しみやすい帝だからね。
ケイト「ヒューイ?マルクスがうるさいからちょっと見に来てよ。」
ヒューイ「そうだね。念が飛んできて鬱陶しいよ。マルクスもこの2年でしっかりしたけど、執着心だけは克服できなかったね。
行きましょう。」
僕はケイトと[道化師]様と共に転移した。
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