第2章 運命の人

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ロビーから内線で彼のルームナンバーに電話しようかと思ったが、 忙しそうなフロントのクラークに話しかけるタイミングをはかっているうちに、 部屋まで行こうとふと思った。 彼に会ったら都内見物して、 夕食して、 飲んで、 別れるつもりでいた。 そう別れるつもりでいたのだーー 食事をしたら…… 夫も家族も裏切るつもりはなかった、このときまでは……
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