第3章 回りだした運命

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高鳴る胸を押さえ、 東京のどこに行きたいかを彼に尋ねる。 彼は、 とにかく座ろうと 部屋のすみにおいてある二人掛けのソファに誘った。 アイボリーホワイトを基調に、 シンプルなホテルの部屋。 鏡の前のテーブルには、 広げられたラップトップのパソコンと、ミネラルウォーター。 片隅に真っ黒のシックなスーツケースが置かれている。
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