第3章 回りだした運命

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彼がふと会話をやめると、 私を再び抱きしめた。 彼は右手で私の後頭部を優しく包み自分の肩に私の顔を近づけさせ、 左手はしっかりと私の腰に添えられていた。 ねぇ、 キスしていい? 彼の問いかけの意味が分からず、 二度彼の英語を反復し、 やっと意味を理解し、 懸命に首を振った。
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