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「君の体に惚れたんじゃない。
君のすべてに惚れていた。
少し異国で背伸びする君。
少しいつも寂しそうな君。
ちょっとずるい君。
君の無邪気に笑った顔。
すべてが僕の思い出。
15年経って今こうして君と再び同じ時を過ごせている。
これ以上の幸せはない。
僕も不安だよ。
君をちゃんと…」
彼はそこまでいうと恥ずかしそうに肩をすくめた。
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