第1章

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を"ーーーーー!! 声にならない声を手の甲で抑えつけて、そ、と音が出ないようにドアをしっかりと閉じる。 顔が熱風を浴びたみたいにヒリヒリする。 心臓が半分飛び出した割に、気を遣って丁寧な仕事をした自分を褒めてやりたい。 ズルズル、とドアを背に脱力した身体が床に落ちる。 何やってんだ、あいつら人の家で!!! 「冴島、コロス」 ドアを閉じる一瞬、確かに目が合った鬼畜はニヤリ、笑った。 なりやまない拍動と、目の裏にまで焼き付いた光景がぐるぐる回って、しばらく動けなかった。
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