紙一重

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文房具屋は閉店間際でした。 菅原くんは脇目もふらずいつものコーナーに向かいました。 ーー(何を見ても、絶対に後悔しないぞ) ごくりと唾を飲み込み、メモ帳をめくりました。 ーー(え?) 『残酷な真実を知ってもなお、顔も知らない誰かを諦められなかった馬鹿野郎へ 今すぐ校庭に来い。九時までは待っていてやる 顔も知らない誰かより』
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