始まりの

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雨の中。 ミクを駅まで送り。 私は家に帰った。 学校から家まで、歩いて15分。 そんなに、離れてないから。 私はいつも歩いていく。 歩くの好きだし。健康にいいしね。 学校と家の間くらいにある、コンビニ。 このコンビニは、私の好きなナタデココのジュースがあるから。 よく、買いに来る。 でも、今日はナタデココではなく。 チョコレート。 お気に入りのチョコレートを買いコンビニを出ると。 コンビニを出た途端。 どかって音とともに、人が転がってきた。 私立の制服だ。 「え?」 「いってぇーー!」 なに? 何があったの? いきなり人が転がってきて・・・ 「お、おま・・お前、東校の理事長の息子だろ?! こんなことして、いいのかよ?!」 東校? 私の高校だ。 じゃあ、理事長の息子って・・・ 「言えば?別に誰に言っても構わないよ。 お前がどーなるかわかんねーけど」 私の目の前で。 男の子を殴りながら。 不敵な笑みを浮かべている。 「くろせ・・・はるき・・・?」
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