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朝目が覚めたのは。
まだ、日が出てない時だった。
カーテンを開けると、まだ薄暗くて。
眠いけれど、これ以上寝ていられない気分だった。
「・・・コンビに行こうかな」
そう口にした途端。
昨日の光景がフラッシュバックした。
あれは、確かに黒瀬春樹だった。
そこらへんにいるような顔じゃなくて。
すごい、整ってる顔だから一回見たら忘れない。
「なんで、あんなことしてたんだろう・・・」
見た目は・・・はっきり言ってそんな暴力とかふるってる人に見えない。
品行方正な感じだから。
だから。
人を殴る理由を知りたかった。
なんで、あんなことをしたのか。
絶対、理由があると思う。
あってほしい・・・
私は、部屋着の上からパーカーを着て。
携帯とお財布を持って玄関に向かった。
お母さんはまだ起きてない。
おこさないように鍵を開け。
まだ、薄暗い夜に出た。
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