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散々我慢していたせいか余韻が凄くて、何度も身体を震わせていた。
そこまでの記憶はある。
そこからがぷっつりない……。
俺、気絶したってこと?
……ありえない……。
ズボンの前は閉じられていたけど、シャツとかはみ出たまま。
ベルトに入れなおそうと腹を捲った瞬間……。
「……!?」
目にしたそれは、昨日までは間違いなく無かったもの。
そして、首にしかなかったもの。
慌ててシャツを胸辺りまでたくし上げれば、赤いキスマークが、いくつも散らばっていた……。
寝てる間の夏井の仕業に決まってる。
───独占欲。
友樹の声が、蘇った。
マジ、かよ……。
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