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「マズイって…!」
「イきそう? こんなところで?」
てめ、おもしろがってんじゃねぇ!
健全な男子高校生ナメんなよ!
いつだってサルみてーな状況なんだから、こんな直接的な刺激をやり過ごせるはずねぇんだっつの!!
この間あんたで抜いたばっかだって言ってやろうかこんにゃろう!
…いやそれは俺が立ち直れないから絶対言わないけども!!!
抵抗してるけど、やっぱり周囲が気になって動きが大きくできない。
…あ。これ、やばい。
まじで。
夏井の大きな手が、細い指が、俺を否応無く高ぶらせる。
どんなに否定したくてもこみ上げてきてしまうよく知る感覚に、俺は必死こいて夏井の手を強く握った。
こんな、こんなところでとか…ホントに勘弁…っ!
ぎゅっとつぶった目から、涙がこぼれた。
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